【ここ行きたい!Wiki】に記載され、実際に繰り出して楽しめた物件も徐々に増えてきた。『暑い夏は南アルプスの奥地で』も2024/09/18に実行された。それも、オイラがまんまと「ぬる湯で湯治」の世界にはまってしまうという画期的転回を迎えた。早速ニワカ温泉好きと化したオイラが適当に見付けた温泉ライターの高橋一喜氏の推奨物件の中から適当にピックアップして覚書としたい。
岩下温泉・岩下温泉旅館(山梨県)
明治8年に建てられた風情ある浴室に注がれるのは、山梨最古の湯といわれる28.2℃の冷泉。30℃を切ると、もはや水のような冷たさである。ピュアで透明な源泉と加温された湯に交互につかると、気持ちよさが倍増する。
鹿塩温泉・山塩館(長野県)
山の中にもかかわらず海水のような塩分濃度の湯が湧く不思議な温泉。源泉は12~13℃の冷泉。大きな浴槽は加温されているが、源泉浴槽では加温も循環もしていない源泉そのものがかけ流しにされている。交互に入れば最高の気持ちよさ。
奈良田の里温泉・女帝の湯(山梨県)
道のどん詰まりにある秘境の日帰り温泉。泉温は41℃だが、湯船での体感は39℃以下。化粧水のようにぬるぬるすべすべするのが特徴で、夏でもずっと入っていられる。
山口温泉(山梨県)
36.2℃の湯がかけ流し。体温とほぼ一緒なので、湯と体の境目があいまいになる感覚を楽しめる。おまけに全身に気泡がつく、個性的で新鮮な源泉である。
正徳寺温泉・初花(山梨県)
果樹園の中にポツンとある日帰り温泉。内湯には33.9℃の源泉がそのままかけ流し。一度つかると出られなくなる気持ちよさ。併設された食事処では、本格的なうなぎ料理を楽しめる。
川古温泉・浜屋旅館(群馬県)
約39℃の透明湯が湧く同旅館は長湯のメッカ。足元湧出泉の内湯のほか、渓流沿いで開放感いっぱいの混浴露天もある。
川中温泉・かど半旅館(群馬県)
日本三大美人の湯のひとつ。34.6℃の源泉はしっとりと肌にしみこんでくるような入浴感。日帰り入浴不可なので、宿泊でゆっくりと長湯を楽しみたい。
白骨温泉・泡の湯旅館(長野県)
乳白色の露天風呂が名物だが、37℃の源泉がそのままかけ流しにされている内湯は鮮度がことさら高い。温泉通は露天よりも内湯を好む。