日本のみならず世界で評価が高い超一流のカメラマン。代表作の数枚しか鑑賞していない自分が評するのも失礼な話しだがまるで魅力を感じない。自身の芸術を感じるセンサーが鈍いのだろう。否、アイツがポンコツだ。なわけ無いだろ。などとノリツッコミを数年していた。
先日、「森山大道 路上スナップのススメ」(光文社)を読んでみた。「スナップの神様が言うには「中途半端なコンセプトは捨てて、とにかく撮れ!」とのことだった。何と彼は商店街を100m歩くのにフィルム一本を交換するほど撮りまくるらしい。昨今はデジタルに移行したのでさらに枚数は増えているらしい。兎に角、滅多矢鱈に撮る。それじゃ下手な鉄砲式じゃないかと突っ込みたくなる。
筆者のライターがまとめた「森山式スナップの心得」が以下の6点らしい。
- 大事なのは”撮りたい”という「欲望」
- とにかく表へ出て、歩け!
- 理屈は後からでもつけられる。とにかく撮れ!
- 何でもよく見て、気になったものを全て写せ!
- 商店街のスナップでは、必ず往復。
- デジカメで撮ったものを逐一見返すな!
確かに蘊蓄を傾けてばかりで部屋にこもってても話しにならないわけで、これが真理であろう。サイゼリヤでワインを飲みながら感化されたので、往路では一枚も撮らなかったくせに復路では撮りまくりながら帰宅したのだった。(単純)
当然だが、何が言いたかったんだっけ?と呆れる写真も多発するわけだが、記録として無いより有った方がはるかに有意義なので、森山大先生の仰せに従って「とにかく撮れ!」の精神でいこうと思う。
ちなみに、本を一冊読んだくらいでは彼の写真の魅力は未だに理解出来ない。それどころか、オイラと同じレベルにしか感じられないwww。
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