2000ケルビンほどの暖かい光に包まれて目覚めた初老の男は、RICOHのGRⅡを首からぶら下げて近所を徘徊するのだった。
低ケルビン(なんて言葉はあるの?)の斜光に照らされると、何もかもが輝いて見える。普段はスルーしている建物も植木もガードレールでさえもスポットライトを浴びた役者のようだ。朝の散歩、実に良い。
何故か撮影していると、「空腹こそ最高のご馳走」という言葉が浮かんでくる。まあ、朝から運動しているので空腹なのは間違いないんだけど、そういう意味じゃない。腹減ってりゃ何でも旨く感じるのと同様、素敵な光を浴びてると何でも素敵に見えてくるねってことだ。晴れた日の朝散歩は最高の贅沢かもしれない。
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