旅の記録は、デジタルだけで良しとしてきた。しかし年齢を重ね、老後だの引退だのといった年代に近づいていくと、パンフレットだの箸袋だの領収書のような紙くず扱いしてきた品々が愛おしくなってくる。
かといって屑同然の紙切れのままにバッグに突っ込んでしまえば翌日には屑そのものに化してしまう。
そこでここ数年、ロルバーンのLサイズのメモ帳を活用してきた。レシート等を取り急ぎ格納するクリアポケットもあるし、独特の黄色みかかった紙質も非日常感があって大好き。しかし、観光施設のパンフレットで多用されるA4サイズの三つ折りを挟むと盛大にはみ出る。また携帯するにはムダに紙幅が大きい。
そこで今回からは、トラベラーズカンパニーのTRAVELER’S notebookに変更した。日常使いの財布とメモ帳もTRAVELER’S notebookのパスポートサイズにしたので、レギュラーサイズとの両方を愛用している。チェンマイで作られるタフな牛革で、ゴムバンドでメモ帳を挟み込むだけというシンプルさだ。我が年齢を考えると間違いなく一生モノ。
今回の那須旅でも、このようにA4サイズの三つ折りは普及しているので、旅の記録をまとめるには最適だとあらためて痛感した。
もちろん専用のリフィルとして罫線やら方眼やら様々な純正品が用意されているんだけど、オイラは普段使い用にはPLUSのカクリエ(Ca.Crea)がジャストサイズなので愛用している。万年筆の裏写りが極めて少ないお気に入りだ。
トラベラーズカンパニー絡みでもう一つ。
ハサミやナイフや爪楊枝など7種のアイテムが収まる常時携帯向けのビクトリノックス・ClassicSD専用の革製シースが、なんとトラベラーズノートの革の余りで作られているのだ。アッシュフォードのキーケースに付けっぱなしにしている。
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