明け方の4時頃に就寝し、10時に覚醒し、小倉&マーガリンのコッペパンを食い(尿酸値を軽減する錠剤を服用し)、X-PRO3をバッグに詰め込み、ガエルネフーガのシューレースを締め込んで車庫を出発。今日は時間に余裕があるので下道で進む。いつものことなんだが、行き先はほぼ未定。
最低限のテーマは、名もなき野良桜を愛でる! それだけ。
【記録】世田谷通り〜多摩沿線道路〜大丸〜八王子みなみ野〜北野街道経由〜大垂水峠〜相模湖駅〜相模湖大橋〜奥牧野相模湖線〜愛ちゃんキムチ〜藤野やまなみ温泉〜山北藤野線〜道志ダム〜
青根の桜。実に地味な場所なんだけど、お気に入りスポットになった。https://maps.app.goo.gl/UsTbZ2mnMwMmnwdU6
道志みちに入ると、平日とはいうものの一気にライダーが増える。いいぇーいって感じで手を振ってくるので、シカトするのも申し訳ないので手のひらをヒラヒラしたり、ウンウンとヘルメットを上下して愛想を振る舞う。
もちろん四輪車も多くなり、我慢の限界に達する頃に念願の都留道志線への分岐。迷わず右折して都留へ向かう。大好物の都留道志線(県道24号)を快走するのだ。峠近くは一気に気温が下がる。一桁台と思われるほど冷え込み、道坂トンネルを抜けて予備のパーカーを着込む。
富士吉田市内で霊峰を拝む。
既に午後四時を過ぎている。大半のうどん店は昼休みで休業中。吉田らしい個人店は昼過ぎまでしか営業してないようだ。午後四時ともなると、商魂たくましい法人系の店ばかりらしく、吉田らしさはかなり薄まるらしい。何とかGoogle先生に相談して極めて地味で質素な個人店が午後5時まで開いてるらしく訪問してみた。
中央の白い暖簾をくぐって店内に入る。
店内は無人。スミマセン〜、誰かいますか〜って声をかけるとはーいと老婆が対応してくれる。
婆さんと呼ぶのは気が引ける。田舎とは思えないほどキッチリとメイクをされた上品な婆さん否、お婆さまだった。急須にお茶っ葉を入れてくださり、冷えた身体に染み渡る。
なお、うどんの味に関しては好き嫌いが分かれるので評価は差し控えようと思う。小麦粉らしい香りや味わいを取り去り、吉田うどん特有の「コシ」を剥ぎ取り入れ歯の老人に優しいフワフワの食感。出汁も超優しい汁なので、実はカロリーゼロかもしれない。もしかしたら「うどん」の振りをしたまったく異なった食材なのか。平凡な老婦人のふりをしつつも、実は、匠の技で造りあげた奇跡の逸品なのかもしれない。
冷え切った身体には実に暖まる温度だった。温度に感謝した。
帰路は大好きな秋山ルートでオール下道。あまりの寒さに自販機でコーヒーブレイク。たまたまそば処あき山だった。暇を持て余した店主?なのか、お兄ちゃんと懇談。今日は腹一杯だから次回は宜しくって約束して別れた。天蕎麦かカツ丼か。楽しみ。
https://tabelog.com/yamanashi/A1905/A190502/19000676/
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