三河屋食堂の鯉濃に納得出来なかった膝は、三度目の挑戦。佐久鯉発祥の地と言われる信州最古の企業の佐久ホテルを目指した。
この日は5時より宴会が入っているので7時以後であればお食事の用意が可能とのことなので、6時半入りを目指す。下仁田まで高速移動し、大好物の下仁田臼田線。佐久はちょうど良い塩梅。(ホントはもっと明るいんだけどオオゲサに表現してみた)
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しかしいつ来ても佐久や佐久穂は良いね~。
ホテル自体はかなりくたびれてて、ドアノブが丸だったりユニットバスだったりと残念。でもメインは鯉だからな。
何と独りで一室を独占だ。
今宵は「茜(あかね)」という会席コース。先ずは前菜。
鯉の南蛮漬け・鯉のから揚げ山家仕立て等。
臭いが苦手って人用に酢味噌はマストらしいが、鯉のアライで臭いがなくなったら意味ないじゃんか。やはり山葵醤油に限る。
ついに鯉濃。あれ?ちょっと違った。上品だ。ここで気付いた。三河屋食堂もそうだったけど、本場佐久の鯉濃は上品な薄味なんだ。オイラが幼少期に刷り込まれた濃厚な味付けは、同じ信州でも松本の味だったようだ。また、シロウトさんには卵巣が受けるらしくやたら魚卵部分が提供されるが、オイラは内臓が喰いたいな。次回は自分で調理しようと決意した。
ここで酒を注文する。
どどーんと来た。旨煮だ。ここで又も魚卵なんだが許す。旨い。
鱗の天ぷら来た〜。キノコの天麩羅と共に。この鱗が滅法うまい。酒に合う。粗塩でいただく。
山芋の饅頭蒸し。もうそろそろ限界なんですけど。
ご飯要りませんって言うつもりだったのに、佐久産のコシヒカリを温泉水で炊いたご飯に旨煮のタレをかけてお召し上がりくださいなんて薦められちゃったもんだから、ひえ〜っていいながらも一口二口いただく。苦しい。
うわ、デザート。洒落てる。旨い。
飲酒後の温泉はダメらしい。
寝酒用に地元の寒竹をいただく。湯飲みもコップもないので、即席の酒器をこさえて一杯。VICTORINOXのクラシックSDってホントに便利で、週に2〜3度は役に立つ。手放せないな。
さて、メインイベントも終わり佐久ホテル近くの岩村田駅。本日の予定は完全に未定だ。
さてどうするか。
新海三社神社再訪。前回は、人なつっこい地元のオジサンに薦められて五稜郭から訪問したんだったな。
朝飯を求めて珍しく国道141号をひたすら須玉方面を走るも、個人店で明いてる店はない。
清里でやっと店を発見。高原ゆえ震え上がるほど冷え切った身体に忘れ路というダサい店名は気にならない。
下界は真夏日だというのに、ライダーとみるや早速ストーブを点火してくださった。さすが判ってる。
冬場でももりそばを頼むのに、冷え切ったライダーはこれ。
食事も済んだし、あとは高根町の箕輪や、根古屋神社の大欅などをダラダラと訪問。
甲府市内で超柔らかいトンカツを。中々良かった。
さて、本日のメインは笹子峠。5月いっぱいは通行止めとのことで、4月は断念していたのだ。
昭和13年に開通した旧笹子隧道初訪問。4月いっぱい通行止めも理解出来るほどの急峻で劇狭の峠道だった。新笹子トンネルが昭和33年に開通するまでは、東京と甲州のメインルートだったなんてまったく信じられない。あまりの過酷さに驚嘆した。山梨県が関東地方に入らない理由がやっと理解出来た。
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