FUJIFILM X-Pro3にSuper Macro Takumar 50mm F4.0(フォーカルレデューサー付きマウントアダプターをかませて。35㎜換算でほぼ50㎜。)。カラー撮影のみ。モノクロームはこちら。
今回の昭和探検隊の旅で、いくつもの新発見を楽しんだ。筆頭にあげられる魅力は、上田電鉄の別所線だ。信州の上田駅と、今回の訪問先の一つ別所温泉駅を結んでいるドローカルな単線。我が隊がたまたま遭遇したのは終点別所温泉駅の一つ手前の八木沢駅。
昨今流行りの萌えキャラの看板には閉口したが、全体的には最高の雰囲気。駅舎のペンキの色さえも、あえて狙ってこの色?あざといの?っといぶかるほど素敵なカラーリングなのだ。ってことで柄に似合わないと言われそうなフイルムシミュレーションでメルヘンに決めてみた。
別所温泉到着。三軒の共同浴場の一つがここ。ちょっと狙いすぎててご立派な造り。天の邪鬼な探検隊は白けてしまうから実に厄介な存在な訳で。
比叡山延暦寺の慈覚が開創したと伝えられている北向観音(きたむきかんのん)は温泉街の中心部にデンと構えている。
おびただしい数の千社札が張り乱れ、独特のビジュアルを創りだしている。
北向観音の他に国宝の八角三重堂を誇る安楽寺も訪問。国宝を愛でるには拝観料300円を支払う。
紅葉と国宝の八角三重塔。過去最高温度を記録した今夏の影響で、平年よりも二週間ほど紅葉のピークが遅れたことが幸いし、存外に季節感を味わうことが出来た。これなら300円の価値はあるな。(十年後に読み返す自分用に丁寧な解説をしてみた)
もみじが激しい寒暖差から赤みを増すことは常識として認識していた。それに比べて銀杏の黄色は、東京都の樹木でもあるので都内の並木道で馴染みがあり、どうせ都内と信州とは大差あるまいと勝手に思い込んでいた。実際にはまったく黄色の色味が異なり別次元の濃さだった。本当に美しい。
境内にそっと佇む数体の石仏なんだけど、非情に珍しいタイプ。表情も月氏国の影響が大きく、乗り物も象だったり師子だったりと楽しい。
昼食は日野出食堂。喰ったものは別ページにて。
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