デジタルカメラの新調は、2019年12月に購入したFUJIFILM X-Pro3以来、実に6年半ぶりとなる。選んだのは『OM SYSTEM Tough TG-7』。オリンパスの映像事業を継承したブランドであり、オイラにとっては初のOM SYSTEM製品だ。
オリンパスといえばマイクロフォーサーズの印象が強いが、本機のセンサーサイズは1/2.33インチと極めて小さく、普段愛用しているAPS-C機の約13分の1しかない。2023年10月発売のため登場から3年ほど経つが、前モデル「TG-6」からの変更点は充電端子のUSB-C化などごく一部。基本性能自体は2019年の前前モデルからほぼ完成されており、まさに「熟成された枯れた技術」の製品と言える。だが、カメラはもうこれ以上進化しなくてもいいのかもしれない。日常の撮影にはこれで十二分だ。
公式サイトでは防水・防塵・耐衝撃といったタフネス性能が前面に押し出されているが、オイラが一番惹かれたのは、ポケットに収まるコンパクトさとRICOH GRに通ずる軽さである。そしてもう一つ、「顕微鏡モード」という凄まじいネーミングの超マクロ機能だ。アスファルトの隙間に咲く健気な野花たちを激写する——そんな老後の楽しみにはうってつけのスペックである。
実際に手にして驚いたのが、スマホ連携とGPS機能の秀逸さだ。アプリでの画像共有がスマートなだけでなく、内蔵GPSによって写真へ位置情報が記録され、ロガー機能を使えば移動ルートまで再現できる。驚くことに、本体の電源をオフにしていてもロガーは動き続けるのだ。これで日常の「この写真どこだっけ?」問題は完全に解決する。
センサーや画素数の小ささも、用途を考えればメリットに変わる。当サイト『1961Gallery』に掲載する写真は、もともと2000ピクセルにリサイズしてアップロードしているため、TG-7の4000×3000というサイズでも十分すぎるほどだ。データが軽いぶん、気軽に持ち歩いて記録を残せるのが何よりありがたい。
このカメラを使いこなした暁には、テレコンバーターを装着して本格的な「マクロジジイ」デビューを果たそうと企んでいる。



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