梅雨のまっただ中で終日の雨を覚悟していたが、現地入りした途端に雨雲は去り、見事な夕焼けまで拝ませてもらう。日頃の行いの善さが見事に証明されたので仕方なく大田原の地酒、辛口特別純米天鷹瑞穂の里で我が身を祝うのであった。
那須の男衆はひたすら不器用だ。年配の女性がバツグンに愛想が良いだけに哀しいほど無愛想だ。そろいもそろって客商売の対極にあるタイプで、まあ真面目で愚直で不器用なんだろうけど、今どきの都会人には受けがよくなさそう。
ところで昼間の山林でけたたましく鳴いていた何者かを布団を敷いていただいたオジサンに伺ったが、聞いたことあるけど忘れたっということだった。当初はカジカガエルかという説もあったが、調べたところ寒冷地の常緑樹にのみ生息するエゾハルセミらしい。那須の梅雨入りはエゾハルゼミの鳴き声で始まるのだ。
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